はじめに
この FAQ について
この FAQ では、Intel S.R.T ( Smart Response Technology ) の設定方法を説明します。
- Intel Smart Response Technology ( 以下 ISRT ) とは
- SSD をハードディスクのキャッシュとして使用する機能です。
これによりデータへのアクセス速度を向上します。
※ ISRT を使用するには、UEFI BIOS ( 以下 BIOS ) の設定と OS 上の設定を行う必要が
あり、OS のインストールから行う必要があります。
必要環境
- Z68 チップセットのマザーボード
※ 購入時のロットなどにより、BIOS のアップデートが必要な場合があります。
- SSD
- ハードディスク
- Windows Vista / 7
操作手順
Intel S.R.T の設定手順
- [ ハードディスク ] をチップセットの SATA ポートへ接続します。
※ SSDは、まだ接続しません。
- BIOS の 「 設定 」 画面に入り [ Advanced Storage Configuration ] を選択します。
「 SATA Mode 」 を [ RAID MODE ] へ変更します。
ここでは、例として AsRock 製 のマザーボードでの表記です。
メーカにより、表記が異なる場合があります。
※ RAID 設定 ( RAID ボリュームの作成 ) は行いません。
- OS のインストール
Windows 7 または、Windows Vista をインストールします。
詳細は下記 FAQ を参照してください。
- 各種ドライバーをインストールします。
「 Intel Rapid Storage Driver ( 以下 IRST ) 」をインストールする際は、
メーカーサイトより最新版ドライバーを準備してインストールしてください。
- SSDを接続
チップセットの SATA ポートへ接続します。
- [ スタート ] から [ インテル(R)ラピッド・ストレージ・テクノロジー ] をクリックします。
- 「 インテル(R)ラピッド・ストレージ・テクノロジー 」 が起動します。
[ 高速 ] をクリックします。
※ ここまでの設定ができていない場合は高速は表示されません。
英語表記の場合は下記表記となります。
- インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー
- Intel Rapid Storage Technology
- 高速
- Accelerate
- 「 高速の有効 」 が表示されます。
下記を参照して詳細設定を行い、[ OK ] をクリックします。
① キャッシュに使う SSD を選択します。
※ 今回は1つしか繋げていないので選択不要です。
② キャッシュ容量 18.6GB か 64GB ( 64GB未満の SSD 接続時は最大容量 ) の
どちらかを選択します。
③ 高速化するハードディスクを選択します。
④ 拡張モードか最速モード、どちらかを選択します。
- 拡張
- SSD とハードディスクに同時に書き込みます ( ライトスルー )。
「 最速 」 より遅いが、SSD が破損してもハードディスクのデータは失いません。
- 最速
- SSD に書き込み後でハードディスクに書き込みます ( ライトバック )。
キャッシュ用 SSD の速度をフル活用できますが、SSD 破損時はハードディスクのデータも
消えてしまいます。
- 設定完了です。
関連事項
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