• No : 1542
  • 公開日時 : 2021/01/27 11:00
  • 更新日時 : 2023/09/12 11:10
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自作パソコンが正常に起動しない場合について

回答

はじめに

この FAQ について

この FAQ では、自作パソコンが正常に起動しない場合について説明します。

注意事項

下記を承諾いただいた上で、確認していただくポイントを紹介させていただきます。
  • 規格は適合していてもパソコンパーツは組合せが無数無限のため相性発生の可能性が稀にあります。
  • 弊社では組み合わせての動作検証を行っていないため、動作の可否についてのご相談やサポートは行っていません。
  • 不具合要因がパーツ破損に起因する症状である場合がありますが、 「 安心ワイド保証プラス 」 を除き、パーツの物理破損につきましては保証対象外となります。

解説

パソコンから閲覧できる場合

構成により直接ご参照いただけない場合もございますが、弊社公開の 「 組み立てマニュアル 」 を ご参照のうえ、該当箇所毎に確認を行っていただきます。  

接続ケーブルの確認とパーツ挿し直し

  • CPU は必須として、補助電源供給ケーブル接続が必要なビデオカード、マザーボードの供給コネクタなど、各電源供給コネクタが適切に根元まで接続されているか、外して入れなおす作業をお試しください。
  • HDD / SSD / ODD ( 光学ドライブ ) の各ドライブにつきましては通信ケーブルと電源ケーブルの双方の挿し直しをお試しください。
  • メモリーとビデオカードを含む拡張カードは、一度抜いて正しく搭載し直します。

パーツの交差検証

確認例 1: ODD と HDD の接続交差検証
※ 「 ODD 」 = 光学ドライブ、「 M / B 」 = マザーボード の略称です。
  • [ M / B ]
    • SATA ポート [ ODD ] 側端子 → SATA ケーブル [ ODD ] 用 → [ ODD ]
    • SATA ポート [ HDD ] 側端子 → SATA ケーブル [ HDD ] 用 → [ HDD ]
       ↓
      ケーブル接続先を交換・変更
       ↓
  • [ M / B ]
    • SATA ポート [ ODD ] 側端子 → SATA ケーブル [ ODD ] 用 → [ HDD ] に接続
    • SATA ポート [ HDD ] 側端子 → SATA ケーブル [ HDD ] 用 → [ ODD ] に接続
確認例 2: 該当パーツを別スロットに接続して動作確認を行う
  • 現在搭載スロットと同一のスロットがあることが条件です。
  • 主にメモリーの調査に適しています。
  • 複数メモリーを搭載している場合は、片方のメモリーのみにして動作確認を行います。
確認例 3: 各パーツ自体の交差検証
  • 各組み込みパーツの検査において最も信頼性の高い検査方法は、規格上は同一のパーツと行う交換・交差検証です。
  • 別途パーツを所有されている場合にお試しいただけます。
メモリーは相性が非常に発生しやすいパーツのため、弊社ではモバイル会員様に 「 メモリー相性保証 」 をご用意しております。
特典豊富なモバイル会員に関しては以下をご参照ください。

最小構成で起動

  • 問題特定のために組み込みパーツのうち、最小限起動する構成にして起動確認を行います。
  • 最小構成で問題が無い場合は、追加されたパーツに起因する症状の可能性があります。
  • メモリーを複数搭載で問題が出る場合は、スロット側かメモリー側か一枚ずつの搭載と起動で確認します。
    ※ マザーボードに推奨並び必須とする搭載メモリースロット指定がある場合は、そちらに従います。
      詳しくはマザーボードの付属マニュアル ( PDF含む ) をご確認ください。

     例 1: BIOS 起動
    • CPU ( +FAN ) / マザーボード / メモリー ( 1枚のみ ) / 電源
      ※ VGA 無しの場合は VGA 搭載。
     例 2: ドライブ
    • CPU ( +FAN ) / マザーボード / メモリー ( 1枚のみ ) / 電源
      ※ VGA 無しの場合は VGA 搭載。
      ※ HDD や SSD 検査の際は 1台のみ接続。

パソコンケースに入れずに動作確認手順

  1. パソコンケースの金属部にマザーボード基板の金属部が接触することでも動作に問題が発生しますので、ケース接触の影響の可能性の排除のため、ケースへ組み入れ前に BIOS が起動する最小構成を実施します。
  2. マザーボード、メモリー、CPU、電源ユニットと BIOS 起動の最小構成にて起動を確認し、起動した後は他パーツの追加を 1 つずつ試します。
    その後、問題が無ければパソコンケースへ組み入れます。

放電作業

余分な電荷が溜まっている場合は放電で直る場合があります。
  • 電源ケーブル含めて外した状態で電源ボタンを 10 秒前後長く押し、その後パソコン自体を半日以上放置してから復旧と起動を試します。

電源や接続環境の見直し

電源接続、設置環境の見直しに関するご提案です。
下記に要点をまとめましたのでご確認ください。
  • タコ足配線 ( OA タップ、延長ケーブル含む )
    対策
    動作確認のため禁止。
    壁のコンセント直接の接続確認
  • 外部家電による電力不足 ( 壁コンセント接続時に発生の場合 )
    対策
    一時的に他家電を停止又は遠ざけたコンセントへ接続
  • 外的電磁波による影響 ( 無通電の機器も含む )
    対策
    隣接設置禁止。
    パソコン近くに家電を置かない、又は環境を移動
各項目の実施理由や詳細に関しての参照 FAQ

CMOS クリア

組み立て直後は BIOS 設定のクリア作業をお勧めしております。
マザーボードにより異なりますが、以下の方法があります。
  1. 電源接続と通電が無い状態でマザーボード基板上のボタン電池を外して電源ボタンを押し、30 分から半日程放置してから入れなおす。
  2. マザーボード基板上のジャンパピン設定。
  3. 設定リセットや CMOS クリア専用ボタンを押す。

CMOS クリア作業完了後の手順

  • CMOS クリア作業の完了後、正常起動時に 「 CMOS checksum error 」 等の表示が出たら BIOS を再設定します。
  • BIOS バージョンにより表示項目が異なりますが、BIOS 操作は基本、キーボードのみで主な操作方法は以下の通りです。
    • [ ↑ ↓ → ← ] で選択
    • [ Enter ] で決定
    • [ ESC ] でキャンセル
    1. [ Delete ] キーを押して BIOS の 「 セットアップ 」 画面に入ります。
    2. [ Load Optimized Defaults ] または [ Load To Defaults ] を実行。
    3. [ Standard CMOS Features ] 又は [ Main ] で 「 日付 」 と 「 時刻 」 を修正。
    4. BIOS 設定を行った後、[ F10 ] キーを押して [ Y ] を選択するか、[ Save & Exit Setup ]
      または [ Exit & Save Changes ] の項目を選択し、設定を保存してパソコンを再起動します。

動作確認ユーティリティ

別途パソコン環境をお持ちの場合にご参照ください。
  • ツール 「 memtest86+ 」
    弊社のメモリー検査工程でも用いております検査ツールです。
    BIOS までは起動する、OS は起動してもエラーが頻発する場合などに使用します。

問題箇所が特定できたら

  • 下記の弊社ドスパラ商品コンタクトセンターまでお早めにご連絡ください。
  • 初期不良対応期間超過後は、弊社保証に基づきメーカー修理依頼となります。
    ※ 初期不良対応期間は通常 1 週間 ( ドスパラメール会員様は 1 ヶ月 ) です。
  • 焼損を含む製品の物理破損発生時、または弊社保証期間超過後は承れませんので予めご了承願います。