はじめに
この FAQ について
この FAQ では、USB フラッシュメモリを使ってパフォーマンスを向上させる方法 ( ReadyBoost ) を説明します。
ReadyBoost 機能を利用すると、Windows のパフォーマンスが向上します。
USB フラッシュメモリの容量をハードディスクのキャッシュとして代用することで、パソコンの動作を速くすることが
できます。
この FAQ は、Windows 11 Pro バージョン 21H2 で作成しています。
他のバージョンでは、表示される手順や画面が異なることがございます。
バージョンの確認手順は、下記のFAQを参照ください。
この FAQ は、Windows 10 Pro バージョン 2004 で作成しています
Windows 10 バージョン 21H2 も同じ手順であることを確認しておりますが、
表示される手順や画面が異なることがございます。
バージョンの確認手順は、下記の FAQ を参照ください。
事前確認
- USB フラッシュメモリによっては、ReadyBoost 機能に対応しないものがあります。
ReadyBoost に対応した USB フラッシュメモリー
- ランダム読み込みが毎秒 2.5MB 以上、ランダム書き込みが毎秒 1.75MB 以上
- 容量が 256MB 以上、最大で 4GB 使用
- NTFS 、標準アロケーションでフォーマットした USB フラッシュメモリを使用します。
- 使用するパソコンの環境によって、パフォーマンスの向上度合いは異なります。
- Windows が SSD にインストールされ、十分に高速な場合は、ReadyBoost 機能不要と判断されます。
操作手順
USB フラッシュメモリを使ってパフォーマンスを向上させる方法 ( ReadyBoost )
- パソコンに USB フラッシュメモリをセットします。
- タスクバーの [ エクスプローラー ] をクリックします。
Windows 11

Windows 10

- 「 エクスプローラー 」 が表示されます。
表示された一覧から [ PC ] をクリックします。
Windows 11

Windows 10

- 「 PC 」 が表示されます。
表示された一覧から [ USB ドライブ ] を右クリックし、コンテキストメニューより [ プロパティ ] をクリックします。
Windows 11

Windows 10

- 「 USB ドライブのプロパティ 」 が表示されます。
[ ReadyBoost ] タブをクリックし、次の項目からいずれかをクリックして、[ OK ] をクリックします。
- 「 このデバイスを ReadyBoost 専用にする(D) 」
- 挿入した USB フラッシュメモリの全容量を ReadyBoost 用に割り当てます。
- 「 このデバイスを使用する(U) 」
- [ システム速度のために予約する領域(R) ] のつまみを左右に動かし、ReadyBoost 用に
割り当てる容量を任意に指定できます。
ReadyBoost として割り当てた容量は、ReadyBoost を解除するまで USB フラッシュメモリに保存できる
データの容量として使用できなくなります。
ここでは例として、[ このデバイスを ReadyBoost 専用にする(D) ] をクリックします。
「 このデバイスは ReadyBoost に使用できません。」 のメッセージが表示された場合
以下の項目を確認し、現象が改善されるか確認してください。
- 挿入した USB フラッシュメモリが ReadyBoost 機能に対応しているか確認し、非対応の場合は
対応している USB フラッシュメモリに交換する。
- 記画面内に、「 デバイスのサイズは ( 実容量 ) MB より大きくなければなりません。」 といった
内容が記載されている場合は、容量の合った USB フラッシュメモリを使用する必要があります。
- 挿入した USB フラッシュメモリが ReadyBoost として割り当てられたことを確認します。
USB フラッシュメモリに割り当てた ReadyBoost を解除するには、手順 5 で [ このデバイスを使用しない ] を
クリックし、[ OK ] をクリックします。