はじめに
この FAQ について
この FAQ では、USB フラッシュメモリを使ってパフォーマンスを向上させる方法 ( ReadyBoost ) を説明します。
USB フラッシュメモリの容量をハードディスクのキャッシュとして代用することで、パソコンの動作を速く
することができます。
この FAQ は、Windows 8.1 Update で作成しています。
Windows 8 や Windows 8.1 ( Update 未適用 ) のバージョンでは、表示される手順や画面が異なることがございます。
バージョンの確認手順は、下記の FAQ を参照ください。
注意事項
- USB フラッシュメモリによっては、ReadyBoost 機能に対応しないものがあります。
- パソコンに SSD ( ソリッドステートドライブ ) が搭載されていると、 ReadyBoost 機能が
利用できない場合があります。
- 使用するパソコンの環境によって、パフォーマンスの向上度合いは異なります。
操作手順
USB フラッシュメモリを使ってパフォーマンスを向上させる手順 ( ReadyBoost )
- パソコンにUSB フラッシュメモリを挿入します。
- 「 スタート 」 画面下部に表示された [ ↓ ] をクリックします。
- 「 アプリ 」 画面が表示されます。 [ PC ] をクリックします。
- 「 PC 」 画面が表示されます。
挿入した [ USB フラッシュメモリのデバイス名 ] を右クリックし、表示された
一覧から 「 プロパティ(R) 」 をクリックします。
- 「 ( USB フラッシュメモリのデバイス名 ) のプロパティ 」 画面が表示されます。
[ ReadyBoost ] タブをクリックし、次の項目からいずれかをクリックして、 [ OK ] をクリックします。
- 「 このデバイスを ReadyBoost 専用にする(D) 」 :
挿入した USB フラッシュメモリの全容量を ReadyBoost 用に割り当てます。
- 「 このデバイスを使用する(U) 」 :
「 システム速度のために予約する領域・・・ 」 のつまみを左右に動かして、ReadyBoost 用に割り当てる容量を任意に指定できます。
※ ReadyBoostとして割り当てた容量は、ReadyBoostを解除するまでUSB フラッシュメモリに
保存できるデータの容量として
使用できなくなります。
ここでは例として、 「 このデバイスを ReadyBoost 専用にする(D) 」 をクリックします。
下図のようなメッセージが表示された場合、挿入した USB フラッシュメモリは ReadyBoost 機能に対応していません。
[ OK ] をクリックしたら、以下の情報を参照し、対処を行ってください。
※ 挿入した USB フラッシュメモリによって、メッセージは異なります。
「 このデバイスの場合、 ReadyBoost に使用できません 」 のメッセージが表示されたら、以下の項目を
確認し、現象が改善されるか確認してください。
-
挿入した USB フラッシュメモリが ReadyBoost 機能に対応しているか確認し、非対応の場合は対応している
USB フラッシュメモリに交換する
-
下記で案内している操作手順を行い、管理ツールから ReadyBoost 機能のスタートアップを有効に
設定する
※ 管理者アカウントでログオンする必要があります。
※ 上記画面内に、 「 デバイスのサイズは ( 実容量 ) MBより大きくなければなりません。 」
といった
メッセージが記載されている場合は、容量の合った USB フラッシュメモリを使用する必要があります。
ReadyBoost 機能を 「 有効 」 にするには、以下の操作手順を行ってください。
-
[ スタート ] を右クリックまたは、 [ Windows ] + [ X ] キーを押し、表示された一覧から
[ コントロールパネル(P) ] をクリックします。
-
「 コントロールパネル 」 画面が表示されます。
「 表示方法 」 が 「 カテゴリ 」 になっていることを確認し、[ システムとセキュリティ ] をクリックします。
※ 表示方法がアイコンの場合は [ 管理ツール ] をクリックし、手順 4 へ進みます。
-
「 システムとセキュリティ 」 画面が表示されます。
[ 管理ツール ] をクリックします。
-
「 管理ツール 」 画面が表示されます。
一覧から [ サービス ] をダブルクリックします。
-
「 サービス ( ローカル ) 」 画面が表示されます。
一覧から [ Superfetch ] をダブルクリックします。
-
「 ( ローカルコンピューター ) Superfetch のプロパティ 」 画面が表示されます。
[ 全般 ] タブをクリックし、 [ スタートアップの種類(E): ] ボックスをクリックします。
表示された一覧から [ 自動 ] をクリックします。
-
「 スタートアップの種類(E) 」 ボックスで 「 自動 」 に設定したことを確認したら、 [ OK ] をクリックし、
パソコンを再起動します。
-
パソコンを再起動した後、ReadyBoostで利用するUSBドライブの「プロパティ」で [ ReadyBoost ] タブを
クリックし、
下図のような画面が表示されることを確認してください。
- 挿入したUSB フラッシュメモリが 「 ReadyBoost 」 として割り当てられたことを確認します。
USB フラッシュメモリに割り当てた 「 ReadyBoost 」 を解除するには、手順 5 で [ このデバイスを使用しない(N) ] を
クリックし、 [ OK ] をクリックします。
「 ReadyBoost 」 機能を使って予約した領域を変更するには、以下の操作手順を行ってください。
-
「 スタート 」 画面下部に表示された 「 ↓ 」 をクリックします。
-
「 アプリ 」 画面が表示されます。
[ PC ] をクリックします。
-
「 PC 」 画面が表示されます。
「 ReadyBoost 」 機能が設定されている [ デバイス名 ] を右クリックし、
表示された一覧から [ プロパティ(R) ] をクリックします。
- 「(USB フラッシュメモリのデバイス名)のプロパティ 」が表示されたら、 [ ReadyBoost ] タブをクリックします。
[ このデバイスを使用する(U) ] をクリックし、「システム速度のために予約する領域・・・」のつまみを
左右に動かすか、ボックスに設定したい数値を入力して、 「 ReadyBoost 」 用に割り当てる容量を
任意に指定します。
設定が完了したら、 [ OK ] をクリックして画面を閉じます。