はじめに
この FAQ について
詳細確認を行う前に
以下の機器、すべて電源を切り、電源コードもコンセントより抜きます。
- 対象 PC
- モデム
- ルーター ( ご使用の場合 )
しばらく時間をおいて、
- モデム
- ルーター ( ご使用の場合 )
- 対象 PC
の順に起動しなおすことで、不具合が解消される場合があります。
事前確認 ( 電波干渉について )
次のような環境では、無線 LAN の電波が妨害されて接続できないことがあります。
- 壁、床、天井、家具などで、電波が反射、または吸収される場合
- 近くで電子レンジなどを使用している場合
- 近くに電波を発信する機器や設備がある場合
- 近くに多数の PC があり、同時に無線 LAN を使用している、 USB 3.0 接続ストレージなどを接続している場合
- 集合住宅などで、ご近所のお宅でも無線 LAN 機器を利用している場合
※無線 LAN の電波には、金属やコンクリートを通りづらい特性があります。
このため、木造家屋に比べて鉄筋コンクリートの家屋内では、電波が届きづらいことが多いようです。
PC と無線 LAN のアクセスポイントの距離が離れ過ぎていると、電波が充分に届かず、接続が不安定になることがあります。
PC をアクセスポイントにできるだけ近づけて電波が充分に届いている環境で、以下の対処方法をお試しください。
操作手順
無線 LAN 機能が「オン」になっているかを確認します
無線 LAN 機能のオフ/オンを切り替えると現象が改善する場合がありますので、オフ/オンの切り替えもあわせてお試しください。
無線 LAN 機能や Bluetooth 機能などの PC 内のワイヤレスデバイスをすべてオフ ( 無効 ) にできる機内モードがあります。
機内モード 「 オン 」 になっている場合、PC 内のワイヤレスデバイスがすべてオフになって接続できない状態になります。
機内モードが 「 オン 」 になっている場合、無線 LAN のアイコンが飛行機のアイコンになっています。
無線 LAN 機能を使用する際は、飛行機のアイコンを選択し、機内モードを 「 オフ 」 にしてください。
タスクトレイのアイコン
Windows ネットワーク診断機能を使用して診断します
Windows ネットワーク診断機能を実行します。
診断機能を実行すると、無線 LAN の機能の問題が検知され、自動的に修復を行います。
以下の手順で実行してください。
- 通知領域のネットワークのアイコンを右クリックし、表示されたメニューから、 [ 問題のトラブルシューティング ] をクリックします。
- Windows ネットワーク診断画面が表示されるので、画面の指示に従って操作してください。
※管理者として実行する必要がある修復の場合は、 [ これらの修復方法を管理者として実行する ] をクリックします。
PC を再起動します
一度 PC を完全にシャットダウンして、起動しなおすことで接続できる場合があります。
Windows 8、8.1、10 は高速スタートアップ機能があるため、 「 電源 」 メニューで [ シャットダウン ] を選択しても完全なシャットダウンではありません。
以下の手順で Windows を再起動し、改善するかをご確認ください。
- 画面の右上隅にマウスポインターを合わせて ( タッチパネルの場合は画面の右端からスワイプして ) 、表示されたメニューから [ 設定 ] をクリックします。
- 「 設定 」が表示されるので、 [ 電源 ] をクリックします。
- キーボードの [ Shift ] キーを押したまま、表示されたメニューから [ シャットダウン ] を選択します。
※この操作で PC を完全にシャットダウンできます。
- 電源ボタンを押し、Windows を起動します。
以上で操作は完了です。
無線 LAN 接続ができるかを確認します。
PC 本体の放電を行います
PC 本体の放電を行うことで、現象が改善する場合があります。
以下の手順で Windows を再起動し、改善するかをご確認ください。
- 本体に接続されているすべての周辺機器やケーブルをはずします。 バッテリー搭載モデルの場合は、バッテリーも本体から取りはずします。
- 5 分ほど待ってから、電源ケーブル、または AC アダプターを接続します。
※電源ケーブル、または AC アダプターは、本体に付属の純正品をご使用ください。
※延長ケーブルやタコ足配線のコンセントではなく、壁のコンセントに直接挿してください。
- 本体の電源を入れます。
以上で操作は完了です。
無線 LAN 接続ができるかを確認します。
「 WLAN AutoConfig 」 サービスが開始されているかを確認します
Windows の機能を使用して無線 LAN の接続をするには、 「 WLAN AutoConfig 」 サービスが開始されている必要があります。
「 ネットワーク 」 に接続]画面で 「 利用できる接続ありません 」 と表示されている場合や、なんらかの要因によりサービスが停止している場合があります。
以下の手順を参照し、サービスが開始されているかご確認ください。
- 「 コントロール パネル 」 画面を表示します。
- [ システムとセキュリティ ] をクリックし、 [ 管理ツール ] をクリックします。
- [ サービス ] をダブルクリック ( タッチパネルの場合はダブルタップ ) します。
- 「 サービス 」 画面が表示されるので、右側から [ WLAN AutoConfig ] をダブルクリック ( タッチパネルの場合はダブルタップ ) します。
- 「 WLAN AutoConfig のプロパティ 」 画面が表示されるので、サービスの状態が 「 停止 」 になっていないかを確認します。
サービスの状態が 「 停止 」 になっている場合は、 [ 開始 ] をクリックします。
- [ OK ] をクリックして画面を閉じます。
以上で操作は完了です。
無線 LAN 接続ができるかを確認します。
アクセスポイントを確認します
Intel Smart Connect Technology 対応機種は、Intel Smart Connect Technology を無効にします
Intel Smart Connect Technology 対応機種は、 Intel Smart Connect Technology を無効にして無線 LAN の接続状況を確認します。
ON の場合は OFF に変更してください。
Intel Smart Connect Technology を無効にすると、スリープ中の電子メールや SNS 、ニュースなどのコンテンツを最新の状況にする機能が動作しなくなります。
無線 LAN のドライバーを更新します
今まで無線 LAN 親機に接続できていたのに、あるときから接続できなくなった場合、この方法で解決する可能性があります。
無線 LAN のドライバーを更新してください。
ドライバーの更新する際は、 SSID 、および暗号キーなどの設定を必ず事前にご確認ください。
ドライバーを削除してしまうと SSID や暗号キーの設定情報などが消去されてしまいます。
PC 設置業者が無線 LAN 環境の構築を行っているなど、お客様ご自身で設定情報を把握されていない場合にはご注意ください。
ファイアウォールを一時的に無効にします
ファイアウォールを設定することで、不正なアクセスや特定の機器からのアクセスを拒否することができますが、問題のない機器も接続できなくなる場合があります。
ファイアウォールを一時的に無効にして無線 LAN が接続できるかどうかご確認ください。
ウイルス対策アプリをいったん無効にします
ウイルス対策アプリ ( 「 ウイルスバスター 」 など ) にファイアウォール機能がある場合は、接続をブロックしている可能性があります。
アプリの機能をいったん無効にした状態で、動作をご確認ください。
アプリの機能を無効にする方法については、ご使用のアプリのヘルプ、または発売元メーカーにご確認ください。
ウイルス対策アプリを無効の状態で操作を続けると、ウイルスやスパイウェアに感染する可能性があります。
無効に設定した場合は、必ず設定を元に戻してご利用ください。
無線 LAN 親機の初期化を行います
無線 LAN 親機の初期化を行ってください。
初期化の方法については、無線 LAN 親機の取扱説明書をご参照ください。
※無線 LAN 親機の初期化をする前に、プロバイダーから提供されている設定情報 ( 認証パスワードなど ) がお手元で確認できることを、必ずご確認ください。
初期化をすると、ネットワークの設定を最初からやり直すことになります。
とくに複数のパソコンやゲーム機などから無線 LAN 親機に接続していた場合、それぞれの機器で、設定をやり直すことになりますので、充分にご理解の上で初期化を行うようにしてください。